「最近イライラしやすい」「疲れてるのに眠れない」――そんな不調、もしかするとストレスが原因かもしれません。そんなとき、ただ汗をかくだけではない“心のデトックス”として注目されているのがサウナです。実はサウナには、科学的にも証明されたストレス解消効果があるんです。今回は、サウナが心身にもたらす影響と、より効果的に“ととのう”ための実践ポイントをご紹介します。
私たちの生活は、常に仕事や人間関係、情報の洪水にさらされています。特にデジタル機器に囲まれた現代社会では、知らず知らずのうちに交感神経が優位になり、リラックスしづらい状態が続いています。
そんな中、近年人気を集めているのが「サウナ」。一時的な流行かと思いきや、心と体にポジティブな影響を与えるというエビデンスが増えてきています。サウナは“ととのう”だけでなく、日々のストレスをリセットする力も持っているのです。

サウナがストレスに効く3つの理由
1. 自律神経が整う
サウナに入ると、まず交感神経(緊張・活動モード)が活性化されます。そして水風呂で急激に冷やすことで、今度は副交感神経(リラックスモード)が優位に。これを繰り返すことで、自律神経のバランスが整い、ストレスに強い体になります。
2. セロトニンやエンドルフィンの分泌
サウナ後は、脳内に「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンや「快感ホルモン」と呼ばれるエンドルフィンが分泌されると言われています。この効果によって、気分が晴れたり、イライラが軽減されたりするのです。
3. 強制的に“無”になれる時間
サウナではスマホも見られず、ただじっと熱さと向き合う時間が流れます。この「無」の時間こそが、現代人にとって貴重。脳がリセットされ、思考がクリアになる感覚を味わう人も多いです。
【実践的なサウナ活用法】
サウナの効果をしっかり得るには、基本の3ステップを意識しましょう。
- サウナ(5〜10分)
→ 無理せず、自分が心地よいと感じる時間でOK。 - 水風呂(30秒〜1分)
→ 冷たさに驚くけど、慣れるとスッキリ感がやみつきに。 - 外気浴(5〜10分)
→ 体を休めて、ゆったりと深呼吸。このとき「ととのう」感覚が訪れやすい。
これを1〜3セット繰り返すのが基本。初心者は1セットでも十分効果を感じられます。
また、水分補給をしっかり行うことも忘れずに!

【まとめ】
サウナは、ただのリラクゼーションではなく、心と体を整えるセルフケアのひとつです。忙しい日常に追われていると、自分の状態に気づく余裕すらなくなってしまいます。だからこそ、意識的に“ととのう”時間をつくることが大切。ストレスを感じたときこそ、サウナに入り、心も体もリセットしてみてください。きっと、少し前より前向きな自分に出会えるはずです。